ある日の会話。

親「ねえ、y。メダカ飼う？」

俺「どうしたの？唐突に。」

親「お客さんがビンに入れたメダカを持ってきて、子供達が喜ぶから店に置いてたんだけど持って帰れって言われて。」

俺「それ、飼わないという選択肢は許されるのか？」という事で、急遽メダカを飼うことになりました。最近はネイチャーアクアリウムという、水草主体のおしゃれな水槽が流行っているのもあり、結構興味有ったので、割とノリノリでネットで道具を調達する事にしました。

水槽はひと目見て、何も考えずおしゃれっぽい上の写真のAGSという水槽に決めました。写真だと結構大量に魚も泳いでいるし、余裕だと思っていたのですが、実際届いて説明書を見ると

最適飼育数→メダカ５匹

俺「何、ご、５匹だと・・・。」

俺「ところでメダカって全部で何匹位いるの？ビンで飼ってるって言ってたから、ちょっとなんだよね？」

親「大体３０匹くらいかな。」

俺「・・・。（なんだその動物虐待）」

俺「いきなり３０匹は荷が重いから、貰い手がいたら出来るだけ貰って頂いて、出来るだけ数減らしてもらえないかな？」

親「向かいの老人ホームに聞いてみる。」

という事で、俺が引き取りに行ける週末までに出来るだけ数を減らしてくれるようお願いしました。翌日・・・

親「y、メダカは全部向かいの老人ホームにあげてきちゃった。」

俺「！？・・・。」

という事で、メダカ計画はご破産となり、これで好き勝手な魚を飼えるようになったのですが、どうも立ち上げ直後の水槽というのは水質が安定せず、水質変化に強い魚しか飼えないようで、必然的に魚種が限られてしまうため、水槽立ち上げ用のパイロットフィッシュとしてネオンテトラを入れることにしました。

　　　　　　　　　　　　↑この丸さw

上がパイロットフィッシュとして導入したネオンテトラです。餌に対して非常にアグレッシブな奴らなので、丸々太ってます。

パイロットフィッシュとしてネオンテトラを導入して１週間もすると、水槽中に苔がワッサワサ生えてきて水槽が腐海状態になってしまったため、コケ対策用の生体を入れることにしました。

上がナマズの仲間で、コケ取りフィッシュとして有名なオトシンクルスです。滅多に人前に姿を現すことが無く、普段生きてるのか死んでるのかも分からないのですが、たまに出てきて元気な姿を見せてくれるので、あー生きてたんだと分かります。ちなみに餌付けも出来ないので、勝手にどこかで餌をとっているようです。

上はエビ２種です。デカイのがヤマトヌマエビで、小さいのがミナミヌマエビです。ヤマトヌマエビのコケ取り能力はミナミヌマエビの３０倍位あります。

但し、ヤマトヌマエビは水槽で繁殖しないので、そのうち居なくなってしましますが、ミナミヌマエビは繁殖するので、どんどん増えます。

うちの水槽でも大繁殖していて、ウィローモスという水苔のところには上の写真のように大量のチビエビが生息しています。コケ対策は成功し、見苦しい苔は無くなったのですが、コケ対策で入れた生体ばかりになってしまって地味な印象は拭えないので、少し派手な生体を追加投入しました。

ゴールデンハニードワーフグラミー、通称GHDちゃんです。こいつは賢い事で有名で、結構人間に懐くらしいです。うちはGHDちゃんも、ネオンテトラもおいでおいでするとこっちに寄ってきてくれて可愛いです。

最後に、うちの水槽の全景です。今のとろこ水草が伸び放題でパッとしない状態になってます。もう少し伸ばしてからトリミングしてイケてる水槽に仕上げます。

子供の頃金魚を飼っていたときは気づかなかったのですが、意外と魚って頭良いので驚かされます。メンテは結構大変ですが、水槽を眺めながら酒を呑むのも一興なので、興味有る方はチャレンジしてみて下さい。